図解とは

頭の中がごちゃごちゃして、紙にすらかけない人が整理できるようになる5つのステップ

ごちゃごちゃしている状況を認識する

今の自分の状況が、「ごちゃごちゃしている」と認識していない事も良くあります。

ごちゃごちゃしている状況に遭遇していませんか?
もしくは、過去に同様の経験をした場合はその時の状況を思い返してみましょう。

コロナ禍で仕事がテレワークとなり、社員同士のコミュニケーション不足によるトラブルフォローで多忙となっている状況で、顔を合わせている時間が多くなった家内との関係が悪くなっている時に、会社から異動の打診があり返事に困っている。

プロジェクトのリーダーを担当しており、自分の仕事の負荷が高い状態が続いている時に、家内が妊娠している事がわかり、家族との時間を多くしたいと思ったが、どうやって仕事の負荷を減らせるかわからず困っている。

大学生と高校生の息子2人がオンライン授業となり、自分を含め3人が自宅にいるようになったが、全員がパソコンの前にいるだけで、お互いの会話が無く寂しい状況が続いている。反対に家内の話し相手が苦痛に感じている。家に居づらさを感じ、自分の居場所がない事に気付き孤独感が強くなった。

このように、ごちゃごちゃしている状況では、何を改善したらいいのかわからず、困った状況のまま日々過ぎているのではないでしょうか。

自分の感情を押し殺している状況は、大人の対応ではないですし、親としても手本となる行動ではないですよね。
そしてなにより、自分が辛い状況を認識する必要があります。

自分の感情を意識し整理できる5ステップ

5つのステップ

ステップ1 ごちゃごちゃカードにカタコトの言葉で思いつくまま書く
ステップ2 連想ワードからごちゃごちゃカードを作成
ステップ3 自分の感情を絵で表現する
ステップ4 ごちゃごちゃカードを、気持ち基準で「分類」する
ステップ5 ごちゃごちゃカードを、自分の気持に聴いて「分類」する

ステップ1 ごちゃごちゃカードにカタコトの言葉で思いつくまま書く

日々の何気ない出来事を通して、自分の気持に質問をしてみましょう。
今朝はいつもより早く目が覚めたので、朝の散歩ができ気持ちよかった。
会社の定例報告会議では、大きな指摘事項がなく無事に終わりホットしている。
家内と一緒に夕飯の支度をし、その会話でホッコリする事が出来た。

今思い出せる範囲で、朝からの出来事を回想してみましょう。
気持ちがホッとした事をポストイットに思いつくまま、単語でもいいので書いてみましょう。
嬉しい知らせがあった。とか。プレゼントをもらった。とか。

このような出来事が思い当たらない場合は、視点を変えて思い返してみましょう。

今朝は目覚まし時計で起きれたぜ。とか
朝ごはん食べれたわ。とか
日々の当たり前のことでも、それは、嬉しい事だと、思いなおせる事も良いんです。

大切なのは、自分の感情にちゃんと向き合う事をしてみる事です。

同様にイラっとした出来事を書いてみましょう。

今日は俺が洗い物担当なので仕方がないが、つくろいでいる妻を見るとイラっと来る。

コンビニのレジ待ちが長かったので、いつもの電車に乗れなかった。

すれ違った人ににらまれた。

楽しい事。感動した事。イラっとした事。悲しい事。自分の感情を引き出して赴くままに、ポストイットに書きまくりましょう。
カタコトの文章でも良いんです。

自分の感情について書く事が出来なかったら、いまから、感情を書く事を意識しながら、自分の感情君に触れて問いかけて、ポストイット片手に生活をして都度メモリましょう。

ここでは、ポストイットに書いた、この気持ちのメモをごちゃごちゃカードと呼びますね。
10枚以上を目安にごちゃごちゃカードを書いてみましょう。

ステップ2 連想ワードからごちゃごちゃカードを作成

ステップ1で書いたごちゃごちゃカードを、改めて読み返してみましょう。できれば、声を出して読むことをおススメします。
読み返した時に新たにわいてきた気持ちがあれば、再度カードに書いてみましょう。

「朝の散歩をして気持ちよかった」と書いたカードを読んだ時に、思い出したことが、散歩中に綺麗に咲いていた花を思い出した。その花から、ふと最近家内に花をプレゼントしていない事を思い出した。カードには「妻に花をプレゼントする。そう思うだけで気持ちがホッコリ」と書いた。

「洗い物にイラっとした」と書いたカードを読み返した時に、「そういえば、昨日は喧嘩したんだ」とそのカードを見て思い出したら、「昨日は妻と喧嘩をした。イライラした。」と新たなカードを書きます。

ステップ2でカードを書く際には、出来事とその時の感情を書くようにしましょう。
また、ステップ1で書いたカタコトのカードにも、出来事とその時の感情が書けるようでしたら、追記しましょう。

カードがすらすらと書けるようになったら、連想でなくても、新規にカードをドンドン書いてみましょう。

ステップ3 自分の感情を絵で表現する

作成したカードを見て、そのカードに自分なりのマークを付けてみましょう。
ホッコリした感情は笑顔、イラっとした感情はイライラの顔、という感じで書いていきます。
顔の表現でなくても良いです、自分なりの表現で感情の喜怒哀楽についてマークをしていきます。
〇×△でもいいですし、感情の向きを矢印で表しても良いです。カードに書いた色々な感情を自分なりのマークで表現して見て下さい。

マークしながら、蛍光ペン等で喜怒哀楽につい色分けをして、その色をカードの右端に線を引きましょう。

ステップ4 ごちゃごちゃカードを、気持ち基準で「分類」する


この図をイメージ頂き、まずはごちゃごちゃカードを感情の楽しい・ワクワクするから悲しい・がっかりの順に上下に並べます。

ステップ5 ごちゃごちゃカードを、自分の気持に聴いて「分類」する

左右の軸については、上下に分かれたカード全体をみて、左右にわけられるグループを見つけます。自分が納得できるグループ分けに心がけて下さい。
例えばこの図のような横軸に分類します。


ここで分類する時に大切な事があります。
自分の感情が出てくる出来事をごちゃごちゃカードに書いてきました。
ご自身が感じている感情イコールこのカードの集まりとなりますよね。

もし、お金に関する事の出来事が多かったとしても、「自分はお金に卑しいんだ」とは決して思わないでください。
それこそ、そうゆう自分の感情に蓋をする事になってしまいます。
分類していながらそうゆう感情が出てきたら、
「自分はお金に卑しい」
ちがう、違う、チガウ。と、心で強く思い。
「自分はお金を大切にしている」
と、言い換えましょう。
誰も居なければ独り言で良いので声に出す事をおススメします。

「自分の感情を意識し整理できる5ステップ」を通して、現在のごちゃごちゃしている状況整理が出来ましたら嬉しいです。

気持ちを整理する手段として、紙に書く事を説明しているサイトはよく見かけるのですが、私自身が紙に書く事が苦手で、ペンを持つと頭が真っ白になります。

このような身近な出来事から自分の感情にアプローチすることから始めると、少しずつ書けるようになります。

まとめ

この5つのステップでごちゃごちゃしている状況整理が出来ます。

5ステップ

ステップ1
 ごちゃごちゃカードにカタコトの言葉で思いつくまま書く
ステップ2
 連想ワードからごちゃごちゃカードを作成
ステップ3
 自分の感情を絵で表現する
ステップ4
 ごちゃごちゃカードを、気持ち基準で「分類」する
ステップ5
 ごちゃごちゃカードを、自分の気持に聴いて「分類」する